現代のお墓に関する問題とは

近年、葬儀後の「お墓(ご遺骨納骨)」に対する考え方が大きく変わりつつあります。わが国で急速に進む少子・高齢化、非婚化(おひとりさま)といった社会 環境の変動とともに、モノやサービスに対する日本人の価値観も大きく様変わりし、その結果、伝統的な「お墓(納骨)」を志向する人はもはや少数派といえます。

その一方で、合祀墓(ごうしぼ)、納骨堂、樹木葬、散骨などの需要が増えています。

少子高齢化でお墓の面倒が見られない。

少子化により将来的にお墓を守ってくれる人がいない家が増えています。 一人っ子同士で結婚すれば、1世帯で2つのお墓の面倒を見ることになります。 仕事のため生まれ育った地域を離れて、親と別々に暮らす事も多々あります。お墓の世話をしたくてもできない人が増えているのです。

無縁墓の増加。

お墓を承継した人が墓地から遠く離れている。高齢で体力ば無い、また交通手段が無い。お墓を継承する人がいない。
様々な理由から「無縁墓」が急増し墓地・霊園の管理者にとっても大きな問題となっています。

お墓の継承ができない。

お墓はもともと長男が継承する形で脈々と守られるものでした。しかし、「お墓を守る」という責任については特に法的な決まりがなく、お墓(墓地)は相続財産ではありません。権利と責任が分離されていることもお墓の承継がうまくいかない原因の一つです。

単身者が多数派になる。

2015年の国勢調査によると2035年には、生涯未婚率男性が約29%、女性は約19%になると予測。これは、15歳以上の人口の半数近い約4800万人が独身者になり、65歳以上の高齢者人口(約3740万人)を上回ることになる。

一般墓を建立する人が減少。

新たに墓地を購入し墓石を建てお墓を作れば150万円以上かかる。

平均購入価格:159万1,778円
最高購入価格:500万円
最低購入価格:15万円

お墓じまい(改葬)が急増。

無縁墓にならないよう、承継者のいないお墓を閉じて(撤去して)、管理しやすいお墓へのご遺骨の引っ越しをすることを改葬いう。
「埋葬及び火葬の死体・死胎数並びに改葬数,都道府県-指定都市-中核市(再掲)別」から「改葬」の数の推移を見てみると、年によって増減はあるものの全体に増加傾向にあることがわかります。